クレジットカードを使わせてください。お願いします、ドトールさん。

大好きなコーヒーチェーン店でカードが使えない、、、

週3-4回程度、某コーヒーチェーン・ドトールさんを利用しております。

しかし、クレジットカードが使えなくて悲しいです。

以下のように、コーヒーチェーンの中で、ドトールさん・ドトールさん系列のエクセルシオール・星乃屋珈琲・ベローチェさんはクレカ利用が出来ません。

ドトールさんの店舗数は系列店を含めると、スターバックスさんの1,300店舗を超えるほどの多さとなっております。

犬も歩けばドトールさんにあたるのに、クレジットカードが使えないという悲しさであります。

コーヒーチェーンのクレカ利用と店舗数状況

コーヒーチェーンブランド名

クレカ利用

店舗数

スターバックス

1,300

ドトール

×

1,126

コメダ珈琲

764

タリーズ

671

ベローチェ

×

199

星乃珈琲店

×

191

エクセルシオール

×

123

椿屋珈琲

116

 *1

とにかく小銭を持ちたくないし、混んでいる時のレジは恐怖

「わかりました。まずsatorakoさんの話を聞きましょう。」

 

ドトールさん、ありがとうございます。私がカードを使いたい理由は、小銭で払って小銭でお釣りをもらう、という手間が堪え難いからです。

小銭で払って小銭でお釣りをもらう場合、客(私)が小銭を数える手間、客(私)が小銭を払う手間、レジの人が小銭を数える手間、客(私)に渡す手間、客(私)が財布にしまう手間、客(私)が焦って小銭を落としたりする手間・・・。

お札のそれに比べてやはり手間が多いと感じます。

特にレジが並んでいる時の、小銭to小銭のやりとりは、支払う本人・他の並んでいる方・レジのご担当者様、誰にとっても地獄であります。

支払いとお釣りの関係と心理的許容範囲について

 

支払い

 

 

お札

小銭

お釣り

お札

許容

-

小銭

ギリ許容

地獄

 

国だってキャッシュレスを推進している

「そうはいっても、クレジットカードを使いたいというのは、satorakoさんだけでしょう?」

 

いえ、ドトールさん、何も課題と感じているのは私だけではないのです。

国も、キャッシュレス化を国策として進めており、「未来投資戦略2017」の中にも、キャッシュレス化に関する目標が書かれています。

《KPI》今後 10 年間(2027 年6月まで)に、キャッシュレス決済比率を 倍増し、4割程度とすることを目指す。

「未来投資戦略2017Society 5.0の実現に向けた改革」

クレカ決済導入にスマホ決済という新たな手段

「そうはいってもsatorakoさん、ビジネスですから、手間とかコストとか・・」

 

はい、ドトールさん、おっしゃる通りです。しかし、道はあります。

これまでのクレカ決済は、CAT端末を利用する方法がありましたが、この方法には導入時のコストが高い等の問題がありました。

そこで、登場したのがスマホ決済です。

スマホ決済はCAT端末決済と比較して、初期費用・手数料の面で大きなメリットがあります。

CAT端末決済とスマホ決済比較

項目

CAT端末決済

スマホ決済

セキュリティ

 

セキュリティ面を心配する利用者

導入費用

CAT端末の導入費用が高額

(5~10万円)

4,980円~19,800円 → 0円(2017年5月現在キャンペーン中のため、主要4社無料)

決済手数料

通常5%以上(業種による)

一律3.24~3.25%程度

入金

翌月支払など入金が遅いため、資金繰りが悪化する

最短翌日に入金のため、資金繰りが悪化しない

以下【図解】経理の原則 スマホ版クレジットカード決済端末の店舗導入比較より一部抜粋

【図解】経理の原則

集めたデータをマーケティングに活かせる

「そうはいってもsatorakoさん、やっぱり導入には数字的なメリットがないと。」

 

はい、ドトールさん。

まず、主なメリットは以下の点と考えられます。

  • 新規顧客獲得(旅行者等)
  • 顧客単価UP
  • 顧客側の支払いコスト削減
  • 店舗側のレジコスト削減

以下は、上記のメリットを踏まえて、1店舗あたりの想定売上と営業利益を導入前後で比較したものです。

1店舗あたりの売上・客数・営業利益等を仮で出しておき、その数字が導入後どうなるかを比べています。導入後、客数と1回あたりの単価が2%上がった場合、導入前の利益よりプラスになります。

ここでは1ヶ月あたりの来店数はそのままにしていますが、利便性が上がることによって、この値にも変化が見られると考えられます。

1店舗あたりの売上と利益試算

項目

導入前

導入後

売上

¥22,330,666,667

¥22,330,666,667

店舗数

1,440

1,440

1店舗あたりの売上

¥15,507,407

¥15,507,407

客数

15,000

15,300

1回あたりの単価

¥500

¥510

1ヶ月あたりの来店数

2

2

売上

¥15,000,000

¥15,606,000

営業利益率

9.45%

9.45%

営業利益

¥1,418,229

¥1,475,525

クレカ利用率

0%

10%

クレカ利用額

¥0

¥1,560,600

手数料率

0%

3.25%

クレカ利用手数料

¥0

¥50,720

クレカ手数料引いた後の利益

¥1,418,229

¥1,424,806

*2


さらに、クレカ利用(スマホ決済)を推進することによって、顧客側のデータと売上を結びつけることができます。 

これによって、新商品開発・商品ラインナップの改善・PR方法の改善等、データに基づいたマーケティング戦略を推進しやすくなるのではないでしょうか。

これが、実は一番のメリットと考えております。

というわけで

何卒よろしくお願い致します。

 

カードが使えるようになるといいな!

*1:クレカ利用は自分調べ、店舗数は会社公式情報調べ

*2:

売上:20172Qの売上を3で割る

店舗数:20172Q時点の系列店含む店舗数

1店舗あたりの売上:売上÷店舗数

客数:適当な数字です

1回あたりの単価:適当な数字です

1ヶ月あたりの来店数:適当な数字です

売上:1店舗あたりの売上より、約1500万とした

営業利益率:20172Qの数字

営業利益:売上x営業利益率

クレカ利用率:適当な数字です

クレカ利用額:売上xクレカ利用率

手数料率:主なスマホ決済サービス手数料率

クレカ利用手数料:クレカ利用額x手数料率

クレカ手数料引いた後の利益:営業利益-クレカ利用手数料